医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

医工連携

ロボコン出身、ダヴィンチ超える

医工連携の実践者11 川嶋健嗣 東京医科歯科大学教授

川嶋健嗣 東京医科歯科大学教授

2019年12月1日号

 19年、内視鏡手術支援ロボットの代名詞ともなっている「ダヴィンチ」は、基本特許の多くが切れた。今後さまざまな後発品が市場に登場してくると見られる。そんななか、川嶋健嗣・東京医科歯科大学生体材料工学研究所教授が社長を務める東京工業大学発ベンチャーのリバーフィールドは、電動であるダヴィンチの単なる模倣廉価版ではなく、空気圧制御で柔らかく動き、術者はアーム先端執刀部の感触を得られるという強みを持って王者に挑もうとしている。  ロボットを構成するユニットのうち、内視鏡を持つ助手の代わりとなる部分だけは「EMARO」の名称で15年に商品化済みだ。鉗子アームが患者の体内に触れるのに対して、内視鏡アームは触れないことから医療機器分類が別で、薬事の承認手続きが簡便であるため、その部分だけ先に切り出した。鉗子アームまで含めたロボット全体に...  19年、内視鏡手術支援ロボットの代名詞ともなっている「ダヴィンチ」は、基本特許の多くが切れた。今後さまざまな後発品が市場に登場してくると見られる。そんななか、川嶋健嗣・東京医科歯科大学生体材料工学研究所教授が社長を務める東京工業大学発ベンチャーのリバーフィールドは、電動であるダヴィンチの単なる模倣廉価版ではなく、空気圧制御で柔らかく動き、術者はアーム先端執刀部の感触を得られるという強みを持って王者に挑もうとしている。  ロボットを構成するユニットのうち、内視鏡を持つ助手の代わりとなる部分だけは「EMARO」の名称で15年に商品化済みだ。鉗子アームが患者の体内に触れるのに対して、内視鏡アームは触れないことから医療機器分類が別で、薬事の承認手続きが簡便であるため、その部分だけ先に切り出した。鉗子アームまで含めたロボット全体に関

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence