医薬経済オンライン

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MRと認定センターの「奮闘」

製薬各社経営陣はいまだ何も語らず

㈱薬新 井高恭彦

2019年12月1日号

 公益財団法人「MR認定センター」が事業構造改革に乗り出した。改革範囲は教育カリキュラム、テキスト、試験手法、組織体制など多岐にわたり、97年の事業開始以来、最大の見直しとなる。MRの総数や存在意義がたびたび批判的に論ぜられるなか、MRの「教会」とも言える認定センターが自ら始めた大改革はある種、時代の節目を象徴する出来事でもある。  認定センターは数年前から継続教育の充実強化を検討していた。また、教育履歴や試験結果を管理する基幹システムが更新期に当たり、莫大な改修費用をできるだけ抑える必要があった。さらに製薬企業各社の採用抑制でMR認定試験の受験者数が減少、国内MR総数も減少傾向が続くと見られ、財務状況は近く危険水域に達する見通しだった。  そこで構造改革を進め、事業の効率性、実効性を徹底的に高めることになった。2月に慶應義塾大...  公益財団法人「MR認定センター」が事業構造改革に乗り出した。改革範囲は教育カリキュラム、テキスト、試験手法、組織体制など多岐にわたり、97年の事業開始以来、最大の見直しとなる。MRの総数や存在意義がたびたび批判的に論ぜられるなか、MRの「教会」とも言える認定センターが自ら始めた大改革はある種、時代の節目を象徴する出来事でもある。  認定センターは数年前から継続教育の充実強化を検討していた。また、教育履歴や試験結果を管理する基幹システムが更新期に当たり、莫大な改修費用をできるだけ抑える必要があった。さらに製薬企業各社の採用抑制でMR認定試験の受験者数が減少、国内MR総数も減少傾向が続くと見られ、財務状況は近く危険水域に達する見通しだった。  そこで構造改革を進め、事業の効率性、実効性を徹底的に高めることになった。2月に慶應義塾大学

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