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INTERVIEW

大阪大学大学院工学研究科教授 大政健史

2019年12月1日号

「生産」にもっとフォーカスを 世界の医薬品の売上高上位を占める抗体医薬。これらをつくり出しているのは「生きた動物細胞」だ。日本企業も抗体医薬の研究開発が進んでいるが、使っている動物細胞はどれも外国産になる。「日本にも国産の細胞株を」――。日本発の技術開発をめざして誕生したのが、次世代バイオ医薬品製造技術研究組合だ。抗体医薬の一般名の語尾に付く「マブ」から、通称「マブ組合」と呼ばれる。 発足は13年。経済産業省と日本医療研究開発機構(AMED)のもと、「国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術」が始まった。製薬企業や器材メーカーなど当時は29団体が参加した。そして今年夏、ついに国産の細胞株の樹立に成功した。マブ組合の取り組みについて、大阪大学大学院工学研究科教授の大政健史プロジェクトリーダーに話を聞いた。――国産の細胞株はどのようなものですか。大... 「生産」にもっとフォーカスを 世界の医薬品の売上高上位を占める抗体医薬。これらをつくり出しているのは「生きた動物細胞」だ。日本企業も抗体医薬の研究開発が進んでいるが、使っている動物細胞はどれも外国産になる。「日本にも国産の細胞株を」――。日本発の技術開発をめざして誕生したのが、次世代バイオ医薬品製造技術研究組合だ。抗体医薬の一般名の語尾に付く「マブ」から、通称「マブ組合」と呼ばれる。 発足は13年。経済産業省と日本医療研究開発機構(AMED)のもと、「国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術」が始まった。製薬企業や器材メーカーなど当時は29団体が参加した。そして今年夏、ついに国産の細胞株の樹立に成功した。マブ組合の取り組みについて、大阪大学大学院工学研究科教授の大政健史プロジェクトリーダーに話を聞いた。――国産の細胞株はどのようなものですか。大政

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