調剤料の「引っ越し先」に苦慮する調剤報酬
「カネが余る」危機に厚労省内では恨み節
2019年12月15日号
「調剤報酬でカネが余っている」
こう聞くと、政府内外で繰り返し叩かれている調剤薬局の“儲け過ぎ批判”を想起するかもしれないが、今回は少し視点が異なる。
20年度調剤報酬改定に向け、中央社会保険医療協議会で改革案を詰め、間もなく予算規模が決まろうとするなか「調剤報酬のどこに点数を付ければいいのか」が定まらず、「余剰金」さえ生じそうな状況に陥っている、という話だ。
「薬剤師がすでに行っている業務を改めて評価する必要があるのか」
12月4日に開かれた中医協総会。薬局薬剤師の「対人業務」の評価に向けた案を並べた厚生労働省に対し、診療側・支払側の両方から、厳しい指摘が相次いだ。
厚労省が提案したのは、表にあるような取り組みへの評価だ。ひとつが、喘息やCOPD治療薬の「吸入指導」。うまく吸えない患...
「調剤報酬でカネが余っている」
こう聞くと、政府内外で繰り返し叩かれている調剤薬局の“儲け過ぎ批判”を想起するかもしれないが、今回は少し視点が異なる。
20年度調剤報酬改定に向け、中央社会保険医療協議会で改革案を詰め、間もなく予算規模が決まろうとするなか「調剤報酬のどこに点数を付ければいいのか」が定まらず、「余剰金」さえ生じそうな状況に陥っている、という話だ。
「薬剤師がすでに行っている業務を改めて評価する必要があるのか」
12月4日に開かれた中医協総会。薬局薬剤師の「対人業務」の評価に向けた案を並べた厚生労働省に対し、診療側・支払側の両方から、厳しい指摘が相次いだ。
厚労省が提案したのは、表にあるような取り組みへの評価だ。ひとつが、喘息やCOPD治療薬の「吸入指導」。うまく吸えない患者の
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