医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

薬価制度の「複雑化」が止まらない

18年度抜本改革で“拍車”という皮肉

2019年12月15日号

「厚生労働族議員が理解できるか」  族議員の功罪はさておき、これは、ひとつのメルクマールになるのではないか。何かと言えば、年々、複雑化する薬価制度についてだ。自民党厚労族のベテランでさえも、製薬業界や厚労省の説明を聞いて、理解に苦しむ場面が出ている。  11月28日、自民党厚労関係議員と製薬企業有志でつくる「製薬産業政策に関する勉強会」(会長=衛藤晟一参院議員)が都内で開かれた。主な狙いは、製薬業界が20年度薬価制度改革で「実現したい事項」を、関係議員に理解してもらい、支援を取り付けることだ。  第一三共の中山讓治会長(日本製薬工業協会会長)は、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算の品目要件の拡充」「イノベーションの評価(効能追加の評価と再算定)」「新薬創出加算の対象品目を比較薬とする場合の薬価算定」の3点に絞っ... 「厚生労働族議員が理解できるか」  族議員の功罪はさておき、これは、ひとつのメルクマールになるのではないか。何かと言えば、年々、複雑化する薬価制度についてだ。自民党厚労族のベテランでさえも、製薬業界や厚労省の説明を聞いて、理解に苦しむ場面が出ている。  11月28日、自民党厚労関係議員と製薬企業有志でつくる「製薬産業政策に関する勉強会」(会長=衛藤晟一参院議員)が都内で開かれた。主な狙いは、製薬業界が20年度薬価制度改革で「実現したい事項」を、関係議員に理解してもらい、支援を取り付けることだ。  第一三共の中山讓治会長(日本製薬工業協会会長)は、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算の品目要件の拡充」「イノベーションの評価(効能追加の評価と再算定)」「新薬創出加算の対象品目を比較薬とする場合の薬価算定」の3点に絞って、

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence