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「100歳社会」担う自民・次世代厚労族

病院外で治す「ナッジ・インセンティブ」の行方

神戸市議会議員・元国会議員政策秘書 岡田裕二

2019年12月15日号

「これらの課題は約20年前に私が自民党の社会部会長(現厚生労働部会長)に就任したときから考えていた課題でありますが、20年来、私も執念深く取り組んでおります」  3月20日に首相官邸で開かれた未来投資会議の最後、安倍晋三首相は病気予防や介護予防に関する保険者のインセンティブ強化に関し、こう述べた。  病気予防や介護予防に関する保険者の取り組みの代表例は、特定健診の受診率向上だろう。健診を受診することで、疾病の早期発見につながるのみならず、ビッグデータの構築をもたらす。  例えば、神戸市では65歳に達した住民に、介護予防のためのチェックリストを配布しているが、このアンケート調査の結果によって、住民の認知症に関する基礎データが得られる。これら基礎となるビッグデータと、要介護認定の確率・人口比などを突合分析すれば、簡単... 「これらの課題は約20年前に私が自民党の社会部会長(現厚生労働部会長)に就任したときから考えていた課題でありますが、20年来、私も執念深く取り組んでおります」  3月20日に首相官邸で開かれた未来投資会議の最後、安倍晋三首相は病気予防や介護予防に関する保険者のインセンティブ強化に関し、こう述べた。  病気予防や介護予防に関する保険者の取り組みの代表例は、特定健診の受診率向上だろう。健診を受診することで、疾病の早期発見につながるのみならず、ビッグデータの構築をもたらす。  例えば、神戸市では65歳に達した住民に、介護予防のためのチェックリストを配布しているが、このアンケート調査の結果によって、住民の認知症に関する基礎データが得られる。これら基礎となるビッグデータと、要介護認定の確率・人口比などを突合分析すれば、簡単に認

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