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2019年12月15日号
新薬待たれる統合失調症で有望な報告相次ぐ 統合失調症薬の新薬開発が停滞し、患者は発売から長時間経過した医薬品での治療を余儀なくされている。米国統合失調症・関連疾患アライアンスによると、米国で約350万人が統合失調症に罹患しているという。有害事象が少なく効果の高い新薬登場が待たれている。 米カルナ・セラピューティクスは、統合失調症治療薬「KarXT」の第Ⅱ相試験で良好な結果を得たと発表した。陽性・陰性症状評価尺度(PANSS)を用いてプラセボと比較した治験の結果、KarXT投与群がプラセボ群より11.6ポイント改善し、有意に高い効果が確認された。また、既存の統合失調症薬と比較した結果、同薬群では鎮静、体重増、振戦、不明瞭な発語、不安感などの発現が低かった。既存の統合失調症薬はこれらの有害事象により臨床的有用性が著しく制限される場合があるこ。有害事象が原因でKarXT...
新薬待たれる統合失調症で有望な報告相次ぐ 統合失調症薬の新薬開発が停滞し、患者は発売から長時間経過した医薬品での治療を余儀なくされている。米国統合失調症・関連疾患アライアンスによると、米国で約350万人が統合失調症に罹患しているという。有害事象が少なく効果の高い新薬登場が待たれている。 米カルナ・セラピューティクスは、統合失調症治療薬「KarXT」の第Ⅱ相試験で良好な結果を得たと発表した。陽性・陰性症状評価尺度(PANSS)を用いてプラセボと比較した治験の結果、KarXT投与群がプラセボ群より11.6ポイント改善し、有意に高い効果が確認された。また、既存の統合失調症薬と比較した結果、同薬群では鎮静、体重増、振戦、不明瞭な発語、不安感などの発現が低かった。既存の統合失調症薬はこれらの有害事象により臨床的有用性が著しく制限される場合があるこ。有害事象が原因でKarXTによ
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