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「治っても、晩期合併症の苦難」

2020年1月1日号

 医療技術は進みに進み、今や小児がんと雖も8割方は治せるようになった。これでこれからの長い人生楽しく生きていける。厳しい病気を克服したのだから夢いっぱいの希望を抱いて当然だ。 だが、成長期の小児がん治療は一旦収まりがついても苦難が続き、実に残酷だ。発育途上であることから、晩期合併症と称するさまざまな疾病が一生つきまとう。 主なものをあげてみると、身体発達障害、不妊、糖尿病、白質脳症、てんかん、心機能や呼吸機能、肝機能の異常、免疫機能低下、続発腫傷など多種多様だ。 これらは治療したがんの種類、その治療内容、そのときの年齢などに関連して発症する。治療終了後しばらく障害がみられなくとも安心はできない。10年、20年経っても突然発症することがある厄介な宿命が待ち構えている。 定期的な診察と検査が必要で、そのための長期フォローアップ外来あるいは拠点病院...  医療技術は進みに進み、今や小児がんと雖も8割方は治せるようになった。これでこれからの長い人生楽しく生きていける。厳しい病気を克服したのだから夢いっぱいの希望を抱いて当然だ。 だが、成長期の小児がん治療は一旦収まりがついても苦難が続き、実に残酷だ。発育途上であることから、晩期合併症と称するさまざまな疾病が一生つきまとう。 主なものをあげてみると、身体発達障害、不妊、糖尿病、白質脳症、てんかん、心機能や呼吸機能、肝機能の異常、免疫機能低下、続発腫傷など多種多様だ。 これらは治療したがんの種類、その治療内容、そのときの年齢などに関連して発症する。治療終了後しばらく障害がみられなくとも安心はできない。10年、20年経っても突然発症することがある厄介な宿命が待ち構えている。 定期的な診察と検査が必要で、そのための長期フォローアップ外来あるいは拠点病院が

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