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2020年1月1日号

 新薬シーズの発見から開発、承認、上市までの期間やコストが、年々高騰しているのは周知のとおりだ。米国研究製薬工業協会が集計したデータによると、米国での製薬企業の研究開発費の総額は、01年が297億ドル(約3200億円)、10年が507億ドル(約5200億円)、17年が714億ドル(約7600億円)と加速度的に上昇していることがわかる。ある製薬企業は新薬を開発するのに25億ドルも要したと言われている。  また、日本製薬工業協会が一般の人にもわかりやすく解説する資料によると新薬開発期間は最短9年から最長16年となっている。新薬開発に各社が鎬を削っているが、研究開発費の急騰は結果的に薬価に跳ね返ってくる。研究開発費の抑制、開発期間の短縮は、製薬企業の永遠の課題である。  他産業とは異なり当初はデジタルテクノロジーの可能性を認識するのが遅かった製薬業界だ...  新薬シーズの発見から開発、承認、上市までの期間やコストが、年々高騰しているのは周知のとおりだ。米国研究製薬工業協会が集計したデータによると、米国での製薬企業の研究開発費の総額は、01年が297億ドル(約3200億円)、10年が507億ドル(約5200億円)、17年が714億ドル(約7600億円)と加速度的に上昇していることがわかる。ある製薬企業は新薬を開発するのに25億ドルも要したと言われている。  また、日本製薬工業協会が一般の人にもわかりやすく解説する資料によると新薬開発期間は最短9年から最長16年となっている。新薬開発に各社が鎬を削っているが、研究開発費の急騰は結果的に薬価に跳ね返ってくる。研究開発費の抑制、開発期間の短縮は、製薬企業の永遠の課題である。  他産業とは異なり当初はデジタルテクノロジーの可能性を認識するのが遅かった製薬業界だが、

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