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「医療用ロボットの進歩と限界」

2020年1月15日号

 遠隔で内視鏡下手術を行う医療用ロボット「ダヴィンチ」が、前立腺がんに初回保険適用となって以来、その性能のすばらしさからほかの部位にも次々と適用追加されている。「手ぶれがない」「拡大視野で肉眼より繊細な作業が可能」など、人間の弱点を見事にカバーした優れものである。 ほかにも腫瘍部位をピンポイントで捉える正常細胞を傷つけない定位放射線治療専用の「サイバーナイフ」や、介護犬もシッポを巻くほどの多彩なセンサーを備え、豊かな表情で人間の呼びかけに適確反応できるセラピーロボット「パロ」など、医療用ロボットの進化は目を見張るものがある。 将来、人間はまったく介在しないですむ究極の段階まで進めるかどうか。だが人間の五感は実に神秘的だ。例えばアーチェリーで、弓矢を引き放った瞬間、矢が的を射抜いたかどうか、その感覚が何となく伝わってくるという。脳科学的に...  遠隔で内視鏡下手術を行う医療用ロボット「ダヴィンチ」が、前立腺がんに初回保険適用となって以来、その性能のすばらしさからほかの部位にも次々と適用追加されている。「手ぶれがない」「拡大視野で肉眼より繊細な作業が可能」など、人間の弱点を見事にカバーした優れものである。 ほかにも腫瘍部位をピンポイントで捉える正常細胞を傷つけない定位放射線治療専用の「サイバーナイフ」や、介護犬もシッポを巻くほどの多彩なセンサーを備え、豊かな表情で人間の呼びかけに適確反応できるセラピーロボット「パロ」など、医療用ロボットの進化は目を見張るものがある。 将来、人間はまったく介在しないですむ究極の段階まで進めるかどうか。だが人間の五感は実に神秘的だ。例えばアーチェリーで、弓矢を引き放った瞬間、矢が的を射抜いたかどうか、その感覚が何となく伝わってくるという。脳科学的には「

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