医薬経済オンライン

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「潮目」として捉える19年のR&D

国内大手、「2010年問題」から様変わり

2020年1月15日号

 創薬に外部機会を可能な限り活用するオープンイノベーション戦略が定着して久しい。とはいえ、「研究開発型製薬企業」を名乗る以上、自社で保有する研究成果や知見を通じた新薬創出こそ王道だ。  核酸医薬などの中分子医薬や遺伝子治療、細胞療法、デジタルセラピューティクスなども含め、モダリティ(治療手段)の多様化がもてはやされるようになったここ数年、伝統的な低分子化合物や抗体医薬を中心とするバイオ医薬品だけにビジネスのタネを求める必要はなくなってきている。ただ、特許切れや新たな治療法の出現などで事業成長の端境期は数年から10年程度の周期で定期的に訪れることに変わりはない。  19年は目を引く研究開発活動の成果が各社から相次いで示された1年だった。「2010年問題」として、主力新薬の相次ぐ特許切れが取りざたされた10年前と比較すると、日本の...  創薬に外部機会を可能な限り活用するオープンイノベーション戦略が定着して久しい。とはいえ、「研究開発型製薬企業」を名乗る以上、自社で保有する研究成果や知見を通じた新薬創出こそ王道だ。  核酸医薬などの中分子医薬や遺伝子治療、細胞療法、デジタルセラピューティクスなども含め、モダリティ(治療手段)の多様化がもてはやされるようになったここ数年、伝統的な低分子化合物や抗体医薬を中心とするバイオ医薬品だけにビジネスのタネを求める必要はなくなってきている。ただ、特許切れや新たな治療法の出現などで事業成長の端境期は数年から10年程度の周期で定期的に訪れることに変わりはない。  19年は目を引く研究開発活動の成果が各社から相次いで示された1年だった。「2010年問題」として、主力新薬の相次ぐ特許切れが取りざたされた10年前と比較すると、日本の大

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