医薬経済オンライン

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見え隠れする祖父のレガシー

予定外の「医療」に固執した安倍首相の真意

2020年1月15日号

 19年末、政府は「全世代型社会保障検討会議」(議長・安倍晋三首相)の中間報告をまとめた。「応能負担」をキーワードに、75歳以上の医療費の窓口負担割合(原則1割)について、一定程度所得のある人は2割に引き上げることなどが柱だ。  ただ、当初首相は年金や雇用を主軸に据え、医療は今夏の最終報告で触れる意向だった。方針を転じた背景には、長期政権のレガシー(遺産)を欲する首相の思惑が見え隠れしている。  19年末、政府は「全世代型社会保障検討会議」(議長・安倍晋三首相)の中間報告をまとめた。「応能負担」をキーワードに、75歳以上の医療費の窓口負担割合(原則1割)について、一定程度所得のある人は2割に引き上げることなどが柱だ。  ただ、当初首相は年金や雇用を主軸に据え、医療は今夏の最終報告で触れる意向だった。方針を転じた背景には、長期政権のレガシー(遺産)を欲する首相の思惑が見え隠れしている。

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