医薬経済オンライン

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ドラッグストアとの取引で悩む食品卸

売上高拡大も「将来性」はあるか

2020年1月15日号

 ドラッグストアは食品の安売りを武器に化粧品や医薬品の購入につなげるというビジネスモデルが成長の原動力となってきた。この勝利の方程式に変化はない。しかし、流通関係者の間では、以前のようコンビニエンスストアやスーパーのシェアを奪って成長を続けるモデルは続かないとの見方が広がっている。同時にドラッグストアの成長を支えてきた食品卸も「新チャネル」(ドラッグストア販路)の拡大で一時期、活況を呈したが、こちらも踊り場を迎えるとされる。食品卸はドラッグストアの再編による巨大化で、厳しい取引を迫られるからだ。  「ドラッグストア向けの取引は拡大しているので、あまり悪いことは言いたくない。だが、あまりにも〝お行儀〟が悪い。医薬品業界の慣習をそのまま、食品分野にも持ち込んでいるのではないか」  ある食品卸の幹部はこう話す。ドラッグス...  ドラッグストアは食品の安売りを武器に化粧品や医薬品の購入につなげるというビジネスモデルが成長の原動力となってきた。この勝利の方程式に変化はない。しかし、流通関係者の間では、以前のようコンビニエンスストアやスーパーのシェアを奪って成長を続けるモデルは続かないとの見方が広がっている。同時にドラッグストアの成長を支えてきた食品卸も「新チャネル」(ドラッグストア販路)の拡大で一時期、活況を呈したが、こちらも踊り場を迎えるとされる。食品卸はドラッグストアの再編による巨大化で、厳しい取引を迫られるからだ。  「ドラッグストア向けの取引は拡大しているので、あまり悪いことは言いたくない。だが、あまりにも〝お行儀〟が悪い。医薬品業界の慣習をそのまま、食品分野にも持ち込んでいるのではないか」  ある食品卸の幹部はこう話す。ドラッグストア

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