医薬経済オンライン

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平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

新しい時代の脅威

第92回

愛知医科大学 非常勤講師 照井資規

2020年1月15日号

 年号が令和となった19年春から国際的なテロ対策の方針が大きく変わった。現在、世界中で年1万件以上発生しているテロの80%は爆破テロである。  令和以降の爆破テロはすべて、原子爆弾による爆発または放射性物質の散布による汚染を伴うものとして対応することになった。この方針変更により、爆破テロ対策や爆発が起こった際の対処要領に大きな変更が求められている。  最も深刻なのは、令和になり核テロ発生の予測が極めて難しくなったことだ。今回はこの新時代の脅威について解説する。  19年9月14日、イエメンのイスラム教武装組織「フーシ」がドローン18機の集中投入と巡航ミサイル7発により、サウジアラビア東部のアブカイクとフライスにあるサウジアラムコの石油生産プラントを攻撃した。  この攻撃によって世界の石油生産量1日分の約5%が...  年号が令和となった19年春から国際的なテロ対策の方針が大きく変わった。現在、世界中で年1万件以上発生しているテロの80%は爆破テロである。  令和以降の爆破テロはすべて、原子爆弾による爆発または放射性物質の散布による汚染を伴うものとして対応することになった。この方針変更により、爆破テロ対策や爆発が起こった際の対処要領に大きな変更が求められている。  最も深刻なのは、令和になり核テロ発生の予測が極めて難しくなったことだ。今回はこの新時代の脅威について解説する。  19年9月14日、イエメンのイスラム教武装組織「フーシ」がドローン18機の集中投入と巡航ミサイル7発により、サウジアラビア東部のアブカイクとフライスにあるサウジアラムコの石油生産プラントを攻撃した。  この攻撃によって世界の石油生産量1日分の約5%が失

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