「調整型リーダー」ばかりでいいのか
世界を生き抜くための知恵と心得(中)
2020年2月1日号
前回1月15日号は、日本人がグローバル企業のリーダーをめざすうえで、協調性をはじめとする「日本人のよいところ」は、決して強みではないということを指摘しました。では、グローバル・ビジネスで求められる「リーダーシップ」とは、どのようなものなのでしょうか。
リーダーシップにはいくつかのタイプがあります(表)。まず強権発動型の強いリーダーシップ、いわゆる「カリスマ型」です。もうひとつは、例えば京セラの稲盛和夫元社長のような、周囲からの人望が厚い「人格者型」。3番目が「コンサルタント型」のように、多くはMBAの知識をもとにファシリテーターとして議論を通じて皆の意見をまとめ上げるタイプのリーダーです。
最後は「調整型」です。これはグローバル企業ではあまり見ませんが、年功序列の中で地道に経験と知a識を積み重ね、意見の調整を好み、周...
前回1月15日号は、日本人がグローバル企業のリーダーをめざすうえで、協調性をはじめとする「日本人のよいところ」は、決して強みではないということを指摘しました。では、グローバル・ビジネスで求められる「リーダーシップ」とは、どのようなものなのでしょうか。
リーダーシップにはいくつかのタイプがあります(表)。まず強権発動型の強いリーダーシップ、いわゆる「カリスマ型」です。もうひとつは、例えば京セラの稲盛和夫元社長のような、周囲からの人望が厚い「人格者型」。3番目が「コンサルタント型」のように、多くはMBAの知識をもとにファシリテーターとして議論を通じて皆の意見をまとめ上げるタイプのリーダーです。
最後は「調整型」です。これはグローバル企業ではあまり見ませんが、年功序列の中で地道に経験と知a識を積み重ね、意見の調整を好み、周りか
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