「無色」キリン堂HDが反転攻勢
ドラッグストア再編時代で描く「独自戦略」
2020年2月1日号
キリン堂ホールディングスは関西地区に300店超を展開する関西ドミナントの中堅クラスのドラッグストアだ。ただ、大手の攻勢で地盤を脅かされており、20年2月期第2四半期業績(19年3月〜8月)は増益を確保しているが、低収益体質で、決して安泰とは言えない状況だ。現在「業界環境は中堅クラスに最も厳しい」(あるドラッグストア幹部)とされる。キリン堂HDは再編時期に差しかかったドラッグストア業界で、いかに生き残りを図ろうとしているのか。
キリン堂HDの20年2月期第2四半期業績は売上高が前年同期比1.9%増の662億5800万円、営業利益は51.1%増の12億8000万円だった。営業利益は大幅増になっているが、前年同期の発射台が低かったためで、売上高営業利益率は1.9%である。
一方、上位陣の営業利益率は、ツルハHDが19年5月期で5.3%、ウエルシアHDが19年2月期で3.7...
キリン堂ホールディングスは関西地区に300店超を展開する関西ドミナントの中堅クラスのドラッグストアだ。ただ、大手の攻勢で地盤を脅かされており、20年2月期第2四半期業績(19年3月〜8月)は増益を確保しているが、低収益体質で、決して安泰とは言えない状況だ。現在「業界環境は中堅クラスに最も厳しい」(あるドラッグストア幹部)とされる。キリン堂HDは再編時期に差しかかったドラッグストア業界で、いかに生き残りを図ろうとしているのか。
キリン堂HDの20年2月期第2四半期業績は売上高が前年同期比1.9%増の662億5800万円、営業利益は51.1%増の12億8000万円だった。営業利益は大幅増になっているが、前年同期の発射台が低かったためで、売上高営業利益率は1.9%である。
一方、上位陣の営業利益率は、ツルハHDが19年5月期で5.3%、ウエルシアHDが19年2月期で3.7%、
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