「普通の会社」に徹した東洋紡の底力
製薬・医療業界で存在感高める製品も開発
2020年2月1日号
「名門企業、復活!」というと、大抵の人はソニーを思い浮かべるのではなかろうか。日本の電機セクターが総崩れとなる契機となった03年4月の「ソニーショック」から間もなく丸17年。足元の業績は、世界トップシェアを誇るイメージセンサー(CMOS)が絶好調で、19年12月には株価もソニーショック以前に戻した。時価総額は同じ電機セクターのキーエンスを抜き、トヨタ自動車、NTT、NTTドコモに次ぐ4位に付けている。
同じく“復活組”にエントリーされること「間違いなし」と思われるのがシャープだ。戴正呉社長の強烈なリーダーシップとスピード経営のもと、わずか3年でV字回復を果たしてしまった。経営者の能力と、企業自体が宿す潜在力とがうまくシンクロすると、市場も驚くような化学変化が起きるのだと考えざるを得ない。
そうしたなか、振る舞いは極めて地味で、歩みもソ...
「名門企業、復活!」というと、大抵の人はソニーを思い浮かべるのではなかろうか。日本の電機セクターが総崩れとなる契機となった03年4月の「ソニーショック」から間もなく丸17年。足元の業績は、世界トップシェアを誇るイメージセンサー(CMOS)が絶好調で、19年12月には株価もソニーショック以前に戻した。時価総額は同じ電機セクターのキーエンスを抜き、トヨタ自動車、NTT、NTTドコモに次ぐ4位に付けている。
同じく“復活組”にエントリーされること「間違いなし」と思われるのがシャープだ。戴正呉社長の強烈なリーダーシップとスピード経営のもと、わずか3年でV字回復を果たしてしまった。経営者の能力と、企業自体が宿す潜在力とがうまくシンクロすると、市場も驚くような化学変化が起きるのだと考えざるを得ない。
そうしたなか、振る舞いは極めて地味で、歩みもソニー
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