看護学者から見た個別化医療とグローバリズム
対話力の欠けた「システム」
第31回 自分自身が満足するために人を利用する社会
2020年2月1日号
前回 1月1日号で触れた「コミュニケーションバリアフリー」について、その内容を紹介する。このコミュニケーションバリアフリーをめざして、兵庫県たつの市の「NPO法人いねいぶる」を運営する面白い人たちと一緒に絶賛模索中である。バリアを目一杯抱えてきた人たちとのトークライブを通して、そのバリアはなぜ存在するのか真理に近づきたい。 コミュニケーションバリアは、実にいろんなところに存在する。例えば、「桜を見る会」に対する国会論戦は噛み合ってない(国政にはほぼ興味なしだが、運転中のラジオから聞こえてくる)。一方はさっさと終らせたいが、もう一方は相手へのネガティブキャンペーンを成功させたいので永遠に交わらない。しかも、国民や国の将来を大事にしたいという気概がまったく感じられないので落胆する。 この場合、現政権を失脚させないといけないという「確かな野党」は...
前回 1月1日号で触れた「コミュニケーションバリアフリー」について、その内容を紹介する。このコミュニケーションバリアフリーをめざして、兵庫県たつの市の「NPO法人いねいぶる」を運営する面白い人たちと一緒に絶賛模索中である。バリアを目一杯抱えてきた人たちとのトークライブを通して、そのバリアはなぜ存在するのか真理に近づきたい。 コミュニケーションバリアは、実にいろんなところに存在する。例えば、「桜を見る会」に対する国会論戦は噛み合ってない(国政にはほぼ興味なしだが、運転中のラジオから聞こえてくる)。一方はさっさと終らせたいが、もう一方は相手へのネガティブキャンペーンを成功させたいので永遠に交わらない。しかも、国民や国の将来を大事にしたいという気概がまったく感じられないので落胆する。 この場合、現政権を失脚させないといけないという「確かな野党」はネガ
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