医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

機器企業の経営診断(シスメックス)

ヘマトロジーでグローバルトップ

安全性と高精度で強い競争力

2020年2月1日号

 医療機器には治療機器と検査機器があり、検査は生体検査と検体検査がある。シスメックスは検体検査領域に特化し、これに必要な機器、試薬、ソフトウエアを開発・製造・販売、さらに検査機器のメンテナンス、製品とサービスの融合による検査業務の効率化と質向上に取り組み、成長を続けている。  これを実証するのが業績の拡大だ。国際会計基準に変更した直前の16年3月期まで売上高は16年連続の増収、営業利益は14年連続の増益だった。17年3月期に減収減益となったが、大幅な円高が影響したためだ。海外売上高比率が8割を超える企業だけに円高の影響は大きい。為替が円安に転じた18年3月期は12.8%の増収、14.3%の営業増益と増収増益基調を取り戻し、19年3月期は為替がほぼ横ばいだったため、4.1%の増収、3.7%の営業増益と小幅だが増収増益基調を維持した。  17年3月期か...  医療機器には治療機器と検査機器があり、検査は生体検査と検体検査がある。シスメックスは検体検査領域に特化し、これに必要な機器、試薬、ソフトウエアを開発・製造・販売、さらに検査機器のメンテナンス、製品とサービスの融合による検査業務の効率化と質向上に取り組み、成長を続けている。  これを実証するのが業績の拡大だ。国際会計基準に変更した直前の16年3月期まで売上高は16年連続の増収、営業利益は14年連続の増益だった。17年3月期に減収減益となったが、大幅な円高が影響したためだ。海外売上高比率が8割を超える企業だけに円高の影響は大きい。為替が円安に転じた18年3月期は12.8%の増収、14.3%の営業増益と増収増益基調を取り戻し、19年3月期は為替がほぼ横ばいだったため、4.1%の増収、3.7%の営業増益と小幅だが増収増益基調を維持した。  17年3月期から国

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