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眺望 医薬街道

いよいよ始まるマイナンバー医療

近藤正觀

2020年2月1日号

 厚生労働省は1月17日の全国厚生労働関係部局長会議で、マイナンバーカードの健康保険証としての利用に関して説明を行った。被保険者のナンバーの取得支援や医療機関・薬局に設置するカード読取端末(カードリーダー)導入支援を打ち出し、22年度末までにはほぼ全医療機関・薬局に導入する計画としている。 国民一人ひとりにコードを付けるマイナンバーは15年に個々人に通知されたが、それは行政手続きの簡素化を主な目的としていた。個人のプライバシー保護の観点から「医療」についてはマイナンバーで個人情報が特定されるとの懸念があり、安全性が確保できるまで、保留となっていた。総務省が19年11月に公表した調査では、国民のマイナンバーの取得率は14・3%にとどまっている。 マイナンバーの健康保険証利用により、被保険者は、就職・転職・引っ越しなどをしても健康保険証として使うことがで...  厚生労働省は1月17日の全国厚生労働関係部局長会議で、マイナンバーカードの健康保険証としての利用に関して説明を行った。被保険者のナンバーの取得支援や医療機関・薬局に設置するカード読取端末(カードリーダー)導入支援を打ち出し、22年度末までにはほぼ全医療機関・薬局に導入する計画としている。 国民一人ひとりにコードを付けるマイナンバーは15年に個々人に通知されたが、それは行政手続きの簡素化を主な目的としていた。個人のプライバシー保護の観点から「医療」についてはマイナンバーで個人情報が特定されるとの懸念があり、安全性が確保できるまで、保留となっていた。総務省が19年11月に公表した調査では、国民のマイナンバーの取得率は14・3%にとどまっている。 マイナンバーの健康保険証利用により、被保険者は、就職・転職・引っ越しなどをしても健康保険証として使うことができる

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