読む医療ー医師が書いた本の斜め読みー
まだある痛みに無関心な医療
第138回
2020年2月1日号
患者よ、医者から逃げろその手術、本当に必要ですか?夏井睦著光文社新書2019年10月刊
食い意地が張っているので、口中を熱いものでひりひりさせた経験はあるが、ひどいヤケドを負った経験はない。九州を中心に育ったためか火を使う暖房もスケールが小さいものばかりだった。最も記憶が強いのは火鉢の炭、たき火くらいだが、事故にあった記憶もない。それだけに、ひどいヤケドを負った人に出会ったり、写真を見たりすると、その痛苦を想像するだけで、ぞわり、としてしまう。
今回の読書はその意味で敬遠したい1冊。熱傷、火傷つまりヤケドの症例写真と治療過程の写真がどっさりと使われている。とくに幼児の写真はつらすぎる。でも、そういう事故は幼児に起こりやすいと改めて思わされるのも事実。
ただ、タイトルとサブタイトル「その手...
患者よ、医者から逃げろその手術、本当に必要ですか?夏井睦著光文社新書2019年10月刊
食い意地が張っているので、口中を熱いものでひりひりさせた経験はあるが、ひどいヤケドを負った経験はない。九州を中心に育ったためか火を使う暖房もスケールが小さいものばかりだった。最も記憶が強いのは火鉢の炭、たき火くらいだが、事故にあった記憶もない。それだけに、ひどいヤケドを負った人に出会ったり、写真を見たりすると、その痛苦を想像するだけで、ぞわり、としてしまう。
今回の読書はその意味で敬遠したい1冊。熱傷、火傷つまりヤケドの症例写真と治療過程の写真がどっさりと使われている。とくに幼児の写真はつらすぎる。でも、そういう事故は幼児に起こりやすいと改めて思わされるのも事実。
ただ、タイトルとサブタイトル「その手術、
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