話題の焦点
「新型肺炎にダチョウ抗体マスク」
2020年2月15日号
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ダチョウの卵からつくった抗体を染み込ませたマスクが注目を浴びている。 このマスクは、かつて猛威を振るったSARS流行時に大活躍したが、今回のウイルスと遺伝子配列が酷似していて再注目された。 お互いの相似性を明らかにしたのは中国の研究者であり、中国の政府機関をはじめ、全国のドラッグストアから大量発注されている。 マスクの開発者は京都府立大学の獣医学博士・塚本康浩教授で、ダチョウの免疫力の高さに強い関心を抱き研究に没頭、08年にインフルエンザの抗体をコーティングした特殊マスクを商品化したもの。 生産コストはニワトリ使用時の30分の1とかなり安く、マスク1個あたり約200円と実用的だ。現在のマスクに使用されているのは酷似しているとはいえコロナウイルスそのものではなく、新抗体づくりに精力的に取り組んでいる。1ヵ月後の実現...
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ダチョウの卵からつくった抗体を染み込ませたマスクが注目を浴びている。 このマスクは、かつて猛威を振るったSARS流行時に大活躍したが、今回のウイルスと遺伝子配列が酷似していて再注目された。 お互いの相似性を明らかにしたのは中国の研究者であり、中国の政府機関をはじめ、全国のドラッグストアから大量発注されている。 マスクの開発者は京都府立大学の獣医学博士・塚本康浩教授で、ダチョウの免疫力の高さに強い関心を抱き研究に没頭、08年にインフルエンザの抗体をコーティングした特殊マスクを商品化したもの。 生産コストはニワトリ使用時の30分の1とかなり安く、マスク1個あたり約200円と実用的だ。現在のマスクに使用されているのは酷似しているとはいえコロナウイルスそのものではなく、新抗体づくりに精力的に取り組んでいる。1ヵ月後の実現をめ
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