血管内視鏡に映った「不都合な真実」
急がれる疾病モデル再検証
ロハス・メディカル編集発行人 川口恭
2020年2月15日号
「国を売ろうとは思いませんけれど、活かしてくれる所に力を貸すのも当たり前の話です。日本が何も反応してくれないうちに中国が動き始めてしまった。中国に先を越されてしまいますよ」
通常国会が開いて間もない1月下旬、梅村聡・参院議員(日本維新の会・全国区)に、循環器内科医の児玉和久・大阪警察病院名誉院長が、こう深刻な顔で言った。
児玉氏は、血液の流れた状態で大動脈を含む全血管の内側を見られる血流維持型汎用血管内視鏡カテーテル「NOGA」の開発者で、日本血管映像化研究機構なるNPO法人を12年に設立し、初代理事長を18年まで務めていた。対して元厚生労働大臣政務官で内科医の梅村氏は、メタボリックシンドロームの概念を打ち立てた松澤佑次・住友病院名誉院長の大阪大学時代の弟子である。
児玉氏によれば、30年以上の研究を経て6年前に...
「国を売ろうとは思いませんけれど、活かしてくれる所に力を貸すのも当たり前の話です。日本が何も反応してくれないうちに中国が動き始めてしまった。中国に先を越されてしまいますよ」
通常国会が開いて間もない1月下旬、梅村聡・参院議員(日本維新の会・全国区)に、循環器内科医の児玉和久・大阪警察病院名誉院長が、こう深刻な顔で言った。
児玉氏は、血液の流れた状態で大動脈を含む全血管の内側を見られる血流維持型汎用血管内視鏡カテーテル「NOGA」の開発者で、日本血管映像化研究機構なるNPO法人を12年に設立し、初代理事長を18年まで務めていた。対して元厚生労働大臣政務官で内科医の梅村氏は、メタボリックシンドロームの概念を打ち立てた松澤佑次・住友病院名誉院長の大阪大学時代の弟子である。
児玉氏によれば、30年以上の研究を経て6年前に実用
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