医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

自己負担増以外できぬ「改革」

外来受診時定額負担は必ず導入される

2020年2月15日号

 1月20日の通常国会で施政方針演説に臨んだ安倍晋三首相は「全世代型社会保障改革」の実行を重点政策として上げた。全世代型社会保障検討会議の最終報告を20年夏にまとめる予定だが、医療の分野では外来受診時の定額負担が焦点となるが、果たして安倍首相は踏み込むことができるのか。  昨年12月19日に検討会議がまとめた中間報告を見てみよう。厚生労働省幹部が「22年度改革が本番」とし、その露払い役となると位置付けているので重要である。  焦点となった75際以上の高齢者の自己負担であるが、一定所得以上は、窓口負担割合を2割とし、それ以外は1割とすると明記した。  その際、高齢者の疾病、生活状況などの実態を踏まえて、具体的な施行時期、2割負担の具体的な所得基準とともに、長期にわたり頻繁に受診が必要な患者の高齢者の生活などに与える影響を見...  1月20日の通常国会で施政方針演説に臨んだ安倍晋三首相は「全世代型社会保障改革」の実行を重点政策として上げた。全世代型社会保障検討会議の最終報告を20年夏にまとめる予定だが、医療の分野では外来受診時の定額負担が焦点となるが、果たして安倍首相は踏み込むことができるのか。  昨年12月19日に検討会議がまとめた中間報告を見てみよう。厚生労働省幹部が「22年度改革が本番」とし、その露払い役となると位置付けているので重要である。  焦点となった75際以上の高齢者の自己負担であるが、一定所得以上は、窓口負担割合を2割とし、それ以外は1割とすると明記した。  その際、高齢者の疾病、生活状況などの実態を踏まえて、具体的な施行時期、2割負担の具体的な所得基準とともに、長期にわたり頻繁に受診が必要な患者の高齢者の生活などに与える影響を見極

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence