「予定調和」で決着した20年度改定
フォーミュラリーも医療用保湿剤も外れる
2020年2月15日号
「年が明けてからは、あっという間だった」
中央社会保険医療協議会の関係者がそう振り返るほど、20年度診療報酬改定はスムーズに答申の日を迎えた。2月7日、中医協の田辺国昭会長(東京大学大学院教授)から、加藤勝信厚生労働相の代理で出席した小島敏文大臣政務官に答申書が手渡された。
19年12月に政府が診療報酬改定率を決定したのを受け、厚労省が議論の整理を行い、それに基づく議論が2回行われた。その後、1月29日に「短冊」と言われる点数抜きの個別改定項目が示された。その日を含め、1月31日、2月5日と3日間の審議があり、2月7日の答申となった。
最も議論が“紛糾”したのは、1月29日に「急性期一般入院料1」などの重症度、医療・看護必要度の該当患者割合(基準)について検討したときだ。診療側と支払側で合意形成ができず、公益委員による裁定に...
「年が明けてからは、あっという間だった」
中央社会保険医療協議会の関係者がそう振り返るほど、20年度診療報酬改定はスムーズに答申の日を迎えた。2月7日、中医協の田辺国昭会長(東京大学大学院教授)から、加藤勝信厚生労働相の代理で出席した小島敏文大臣政務官に答申書が手渡された。
19年12月に政府が診療報酬改定率を決定したのを受け、厚労省が議論の整理を行い、それに基づく議論が2回行われた。その後、1月29日に「短冊」と言われる点数抜きの個別改定項目が示された。その日を含め、1月31日、2月5日と3日間の審議があり、2月7日の答申となった。
最も議論が“紛糾”したのは、1月29日に「急性期一般入院料1」などの重症度、医療・看護必要度の該当患者割合(基準)について検討したときだ。診療側と支払側で合意形成ができず、公益委員による裁定に持
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録