医薬経済気象台
世界経済に生じた暗雲
―予想外の新型肺炎の急拡大―
2020年2月15日号
中国発の新型コロナウイルス肺炎感染は拡大を続けている。湖北省武漢市当局が原因不明のウイル性肺炎の症状が出ていると発表したのが昨年12月31日だ。実際に患者第1号が確認されたのは12月8日だったから、それから3週間以上も経過していた。中国専門家チームが患者から新型コロナウイルスを検出したと発表したのが1月9日、ヒトからヒトへの感染が確認されたと発表したのが20日だ。結果、現在も患者は世界に広がり続けている。
中国発の新型ウイルスによる感染症では02年11月に発生したSARS(重症急性呼吸器症候群)がある。このときも中国政府の公式発表は03年2月になってからだった。世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言して警報を発し、国際的対応ネットワークが構築されたのは03年3月である。この時点で感染地域は中国のほか香港、モンゴル、シンガポール、台湾、ベトナム、フィリピン...
中国発の新型コロナウイルス肺炎感染は拡大を続けている。湖北省武漢市当局が原因不明のウイル性肺炎の症状が出ていると発表したのが昨年12月31日だ。実際に患者第1号が確認されたのは12月8日だったから、それから3週間以上も経過していた。中国専門家チームが患者から新型コロナウイルスを検出したと発表したのが1月9日、ヒトからヒトへの感染が確認されたと発表したのが20日だ。結果、現在も患者は世界に広がり続けている。
中国発の新型ウイルスによる感染症では02年11月に発生したSARS(重症急性呼吸器症候群)がある。このときも中国政府の公式発表は03年2月になってからだった。世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言して警報を発し、国際的対応ネットワークが構築されたのは03年3月である。この時点で感染地域は中国のほか香港、モンゴル、シンガポール、台湾、ベトナム、フィリピンな
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録