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データズームイン

後年度予算に見る肌寒い改革

2020年2月15日号

 厚生労働省幹部の評価によると、20年度診療報酬改定は「大きな見直しはなかった。細部で調整した」とのことである。今後の改定スケジュールを見ると、21年度が介護報酬改定と薬価の中間年改定、22年度が診療報酬・薬価改定、23年度が薬価の中間年改定、24年度が診療報酬・介護報酬・薬価改定となる予定である。 本誌で何度も指摘しているように、社会保障費を効率化するための方策は「薬価の一本槍」となっている。今後数年間のスケジュールを見るだけでも、薬価だけ毎年改定となっており、製薬業界関係者の頭は痛い。 24年度までのスケジュールを並べたのは、厚労省が団塊の世代すべて(47〜49年)が後期高齢者となる24年度までに医療制度と介護保険制度の大幅な見直しを断行する構想を持っているからだ。制度改革が行われるだろう24年度は診療報酬と介護報酬のダブル改定であるため、制度改革項目...  厚生労働省幹部の評価によると、20年度診療報酬改定は「大きな見直しはなかった。細部で調整した」とのことである。今後の改定スケジュールを見ると、21年度が介護報酬改定と薬価の中間年改定、22年度が診療報酬・薬価改定、23年度が薬価の中間年改定、24年度が診療報酬・介護報酬・薬価改定となる予定である。 本誌で何度も指摘しているように、社会保障費を効率化するための方策は「薬価の一本槍」となっている。今後数年間のスケジュールを見るだけでも、薬価だけ毎年改定となっており、製薬業界関係者の頭は痛い。 24年度までのスケジュールを並べたのは、厚労省が団塊の世代すべて(47〜49年)が後期高齢者となる24年度までに医療制度と介護保険制度の大幅な見直しを断行する構想を持っているからだ。制度改革が行われるだろう24年度は診療報酬と介護報酬のダブル改定であるため、制度改革項目のす

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