医薬経済オンライン

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現場が望む社会保障制度

小粒に終わった次期介護保険制度改正

第58回

ニッセイ基礎研究所主任研究員 三原 岳

2020年3月1日号

 3年に1度実施されている介護保険制度の見直しに向け、厚生労働相の諮問機関である社会保障審議会・介護保険部会(部会)の議論が昨年末までに一段落した。部会では、ケアマネジメント(居宅介護支援費)の有料化の是非などが話題になったが、国民に負担増や給付減を求める制度改正の多くは見送られ、全体として「小粒」に終わった。  21年4月改定に向けた介護報酬の見直し論議も本格化しており、今回は介護保険の次期制度改正を占う。  3年に1度実施されている介護保険制度の見直しに向け、厚生労働相の諮問機関である社会保障審議会・介護保険部会(部会)の議論が昨年末までに一段落した。部会では、ケアマネジメント(居宅介護支援費)の有料化の是非などが話題になったが、国民に負担増や給付減を求める制度改正の多くは見送られ、全体として「小粒」に終わった。  21年4月改定に向けた介護報酬の見直し論議も本格化しており、今回は介護保険の次期制度改正を占う。

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