医薬経済オンライン

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AMED末松理事長「告発」の行方

任期目前で「大坪騒動」を批判

2020年3月1日号

 旧ソ連時代の強制収容所の実態を記した記録文学に『収容所群島』という作品がある。70年にノーベル文学賞を受賞した作家のアレクサンドル・ソルジェニーツィンが強制収容所内の凄惨な拷問、処刑を告発した作品だ。ソルジェニーツィンはこの作品を書いたことで市民権を剥奪され国外追放となったが、ソ連崩壊後に市民権を回復され帰還した。日本医療研究開発機構(AMED)の末松誠(写真)理事長が「すごい」と尊敬する作家で、国家権力に屈することなく信念を貫いた人物と評している。 「これがどこかの役所を辞めて暴露本を書いても、あっという間に下火になる。それは言うべきことを中にいるときに言わないからだ」(末松氏)  末松氏にとって「中にいるとき」というのは、自分がAMEDの理事長である間という意味にほかならない。日本の医療研究の「司令塔」として15年4月に発...  旧ソ連時代の強制収容所の実態を記した記録文学に『収容所群島』という作品がある。70年にノーベル文学賞を受賞した作家のアレクサンドル・ソルジェニーツィンが強制収容所内の凄惨な拷問、処刑を告発した作品だ。ソルジェニーツィンはこの作品を書いたことで市民権を剥奪され国外追放となったが、ソ連崩壊後に市民権を回復され帰還した。日本医療研究開発機構(AMED)の末松誠(写真)理事長が「すごい」と尊敬する作家で、国家権力に屈することなく信念を貫いた人物と評している。 「これがどこかの役所を辞めて暴露本を書いても、あっという間に下火になる。それは言うべきことを中にいるときに言わないからだ」(末松氏)  末松氏にとって「中にいるとき」というのは、自分がAMEDの理事長である間という意味にほかならない。日本の医療研究の「司令塔」として15年4月に発足

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