医薬経済気象台
景気はすでにピークアウト
GDPはマイナス成長
2020年3月1日号
内閣府が19年10〜12月期のGDP速報を発表した。季節調整済み前期比で実質成長率は▲1.6%、年率で▲6.3%の大幅なマイナス成長となった。前回の消費税引上げ直後の14年4〜6月期の年率▲7.4%以来の大幅落ち込みだ。
輸出不振に加えて、内需の核である個人消費が10月からの消費税増税の影響が長引いて停滞色を強めていたため、民間調査機関もマイナス成長を予想していた。だが、事前予想の平均は年率▲3.9%だったから、これを大きく上回るマイナスとなった。
この原因は、内需の弱さにある。内外需別の成長率への寄与度を見ると、▲1.6%のうち、内需はこれを上回る▲2.1、外需がプラス0.5%だった。輸出の不振は続いているのに外需がプラス寄与となったのは輸入が輸出以上の落ち込みだったためだ。
GDPベースの財貨・サービスの輸出は想定どおり前期比実質▲0.1%...
内閣府が19年10〜12月期のGDP速報を発表した。季節調整済み前期比で実質成長率は▲1.6%、年率で▲6.3%の大幅なマイナス成長となった。前回の消費税引上げ直後の14年4〜6月期の年率▲7.4%以来の大幅落ち込みだ。
輸出不振に加えて、内需の核である個人消費が10月からの消費税増税の影響が長引いて停滞色を強めていたため、民間調査機関もマイナス成長を予想していた。だが、事前予想の平均は年率▲3.9%だったから、これを大きく上回るマイナスとなった。
この原因は、内需の弱さにある。内外需別の成長率への寄与度を見ると、▲1.6%のうち、内需はこれを上回る▲2.1、外需がプラス0.5%だった。輸出の不振は続いているのに外需がプラス寄与となったのは輸入が輸出以上の落ち込みだったためだ。
GDPベースの財貨・サービスの輸出は想定どおり前期比実質▲0.1%だっ
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