医薬経済オンライン

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機器企業の経営診断(ニプロ)

事業と市場の拡大戦略が奏功

医療・医薬の二本柱体制

2020年3月1日号

 ニプロの19年3月期の売上高は4264億円、総合医療関連企業では準大手に位置する規模だ。アンプル用硝子管・錠剤瓶用硝子管を原点にして、医療関連機器・部材事業を拡大し、さらに医薬品にも進出して、経営資源を医療分野に集中する事業戦略を展開してきた。80年代以降は海外展開にも注力し、国内市場と海外市場の2本柱体制を構築してきた。この戦略が、社歴70年余と短いなかで、医療関連事業準大手に相当する地位を獲得する結果を生み出している。  事業は医療関連事業と医薬関連事業、ファーマパッケージング事業の3つ。19年3月期の事業別売上高は、医療関連が3274億円、医薬関連が635億円、ファーマパッケージングが355億円だった。構成比は医療関連が76.8%、医薬関連が14.9%、ファーマパッケージング関連が8.3%だ。  医療関連事業の製品は、ダイアライザー・血液回路・...  ニプロの19年3月期の売上高は4264億円、総合医療関連企業では準大手に位置する規模だ。アンプル用硝子管・錠剤瓶用硝子管を原点にして、医療関連機器・部材事業を拡大し、さらに医薬品にも進出して、経営資源を医療分野に集中する事業戦略を展開してきた。80年代以降は海外展開にも注力し、国内市場と海外市場の2本柱体制を構築してきた。この戦略が、社歴70年余と短いなかで、医療関連事業準大手に相当する地位を獲得する結果を生み出している。  事業は医療関連事業と医薬関連事業、ファーマパッケージング事業の3つ。19年3月期の事業別売上高は、医療関連が3274億円、医薬関連が635億円、ファーマパッケージングが355億円だった。構成比は医療関連が76.8%、医薬関連が14.9%、ファーマパッケージング関連が8.3%だ。  医療関連事業の製品は、ダイアライザー・血液回路・監

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