Patient Relations
特定非営利活動法人 血液情報広場・つばさ
2020年3月1日号
母から子へのエール橋本明子理事長「ここからどれくらいのスピードで自分が成長していくのかが、すごい楽しみ」 2月19日夜に放映されたテレビ番組で、競泳の池江璃花子選手がインタビューに応えた。昨年2月のオーストラリア合宿中に体調不良を訴え、判明したのは「急性リンパ性白血病」。その後、抗がん剤治療、造血幹細胞移植を経て、同年12月に退院を果たした。トレーニングを再開した池江選手は目線の先に、東京五輪後のパリ五輪、ロサンゼルス五輪がある。 その一方で、「入院して細くなって、入る服がたくさん増えてうれしい」と19歳らしさも見せる。とはいえ、若くしてがんを経験した患者はある共通した問題に直面する。「妊孕(にんよう)性」だ。治療に用いる抗がん剤や放射線などの副作用により、高い確率で卵子や精子がつくれなくなるのだ。将来、子を成すには事前に卵子や精子を保存してお...
母から子へのエール橋本明子理事長「ここからどれくらいのスピードで自分が成長していくのかが、すごい楽しみ」 2月19日夜に放映されたテレビ番組で、競泳の池江璃花子選手がインタビューに応えた。昨年2月のオーストラリア合宿中に体調不良を訴え、判明したのは「急性リンパ性白血病」。その後、抗がん剤治療、造血幹細胞移植を経て、同年12月に退院を果たした。トレーニングを再開した池江選手は目線の先に、東京五輪後のパリ五輪、ロサンゼルス五輪がある。 その一方で、「入院して細くなって、入る服がたくさん増えてうれしい」と19歳らしさも見せる。とはいえ、若くしてがんを経験した患者はある共通した問題に直面する。「妊孕(にんよう)性」だ。治療に用いる抗がん剤や放射線などの副作用により、高い確率で卵子や精子がつくれなくなるのだ。将来、子を成すには事前に卵子や精子を保存しておく必
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