医薬経済オンライン

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ヘルスケア×トレンド 持続可能性を探る

注視すべき「PHR業界」の動向

ヘルスケア×トレンド 持続可能性を探る3

エス・マックス株式会社 ディレクター 薬剤師 三上彰貴子

2020年3月1日号

 最近、医療分野ではさまざまなスマートフォン向けのアプリケーション(アプリ)が登場している。これまで私が使ったものは、日本では、処方箋の写真を撮って薬局に送信し、薬局到着とともに薬の用意ができている、または配達してくれるようなアプリである。 米国滞在中には、薬のリフィルオーダーや服用状況の管理、最新の医療情報を自身の病態に合わせてタイムリーに配信してくれるアプリを使っていた。そのほかにも、米国の薬剤関連のアプリで興味深かったものは、製薬会社から「この薬に興味ありませんか?今ならこの値段で」といったようなプッシュ通知がくるものだった。主に高齢者向けのメディケアを対象としたプログラムではあるが、最初は無料または安価で月に1回程度薬剤を配送する。「興味があればクリックを」という通知もあった。 また、喘息薬では患者が入力した吸入薬の使用状況をGPS...  最近、医療分野ではさまざまなスマートフォン向けのアプリケーション(アプリ)が登場している。これまで私が使ったものは、日本では、処方箋の写真を撮って薬局に送信し、薬局到着とともに薬の用意ができている、または配達してくれるようなアプリである。 米国滞在中には、薬のリフィルオーダーや服用状況の管理、最新の医療情報を自身の病態に合わせてタイムリーに配信してくれるアプリを使っていた。そのほかにも、米国の薬剤関連のアプリで興味深かったものは、製薬会社から「この薬に興味ありませんか?今ならこの値段で」といったようなプッシュ通知がくるものだった。主に高齢者向けのメディケアを対象としたプログラムではあるが、最初は無料または安価で月に1回程度薬剤を配送する。「興味があればクリックを」という通知もあった。 また、喘息薬では患者が入力した吸入薬の使用状況をGPSで管

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