医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

「新型ウイルス」、ランダムサンプリングによる真のリスク評価を

第105回

2020年3月1日号

「私たちだって、もう感染していても不思議じゃないよね」 この2月下旬、ある地方都市の医師を取材した際、こう言われた。 学会で活躍する多くの医師がそうであるように、公立病院に務めるその某医師も、週末が来るたびに上京して、研究会や会議に出席しているという。中国・武漢で新型肺炎が流行り始めて以降も飛行機に乗り、電車に揺られ、都内のホテルに宿泊。当然、中国人観光客を含む多くの人に接触している。どこかで新型コロナウイルスをもらっていてもおかしくない。 その都市では現在のところ患者は発生していないが、もしかすると某医師がスーパースプレッダーとなり、院内感染を引き起こさないとも限らない。そして病院が、市中に感染を広げる核になってしまう可能性もある。この原稿を書いている時点では、まだ市中での感染拡大は顕在化していないが、もはや時間の問題ではないかという気... 「私たちだって、もう感染していても不思議じゃないよね」 この2月下旬、ある地方都市の医師を取材した際、こう言われた。 学会で活躍する多くの医師がそうであるように、公立病院に務めるその某医師も、週末が来るたびに上京して、研究会や会議に出席しているという。中国・武漢で新型肺炎が流行り始めて以降も飛行機に乗り、電車に揺られ、都内のホテルに宿泊。当然、中国人観光客を含む多くの人に接触している。どこかで新型コロナウイルスをもらっていてもおかしくない。 その都市では現在のところ患者は発生していないが、もしかすると某医師がスーパースプレッダーとなり、院内感染を引き起こさないとも限らない。そして病院が、市中に感染を広げる核になってしまう可能性もある。この原稿を書いている時点では、まだ市中での感染拡大は顕在化していないが、もはや時間の問題ではないかという気が

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