医薬経済オンライン

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境界が薄まる長期品と後発品

厚労省が示した「G1待機リスト」の中身

2020年3月15日号

「G1前倒しなど、薬価引き下げの深掘りが決定された一方、新薬の評価の拡充は極めて限定的と言わざるを得ず、事業環境は厳しい」 「AMR(薬剤耐性)対策が国策として進められるなか、既収載の抗菌薬にもG1ルールなどの政策的な薬価引き下げを実施するのはやめるべき」  20年度薬価改定の官報告示(3月5日)に合わせて、本誌が製薬各社に行ったアンケート調査では、自由記載欄に長期収載品のG1ルールに絡む意見を表明する企業が複数あった。  今回、厚生労働省が示した「薬価基準改定の概要」のなかで、業界の関心を集めたのは、G1などの品目リストそのものより、「G1待機リスト」のほうだった。  まずは、ルールをおさらいする。後発品上市後、5年の経過期間を経て、次の5年間は後発品の置き換え率に応じた引き下げ(Z2、▲1.5~▲2%)が実施される。... 「G1前倒しなど、薬価引き下げの深掘りが決定された一方、新薬の評価の拡充は極めて限定的と言わざるを得ず、事業環境は厳しい」 「AMR(薬剤耐性)対策が国策として進められるなか、既収載の抗菌薬にもG1ルールなどの政策的な薬価引き下げを実施するのはやめるべき」  20年度薬価改定の官報告示(3月5日)に合わせて、本誌が製薬各社に行ったアンケート調査では、自由記載欄に長期収載品のG1ルールに絡む意見を表明する企業が複数あった。  今回、厚生労働省が示した「薬価基準改定の概要」のなかで、業界の関心を集めたのは、G1などの品目リストそのものより、「G1待機リスト」のほうだった。  まずは、ルールをおさらいする。後発品上市後、5年の経過期間を経て、次の5年間は後発品の置き換え率に応じた引き下げ(Z2、▲1.5~▲2%)が実施される。

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