医薬経済オンライン

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窮地へと追い込まれる研究者たち

減少する奨学寄附金、AMED新制度は救いか

2020年3月15日号

 新型コロナウイルス感染症(COVID–19)の流行拡大で、あらゆる活動が制限されている。製薬会社もMRの医療機関への訪問を自粛しているが、それ以前から姿を消しているMRもいるようだ。 「あの件でアステラス製薬のMRが東大病院で出禁になったと聞いたけど、どうなったのかな」  こう話すのは、別の国内大手製薬トップだ。出禁とは穏やかではないが、いくら東京大学医学部附属病院とはいえ現場レベルの噂話が、他社のトップの耳に入るのだろうか。答えは「あの件」が絡む。  2ヵ月前の1月14日、アステラスはこれまで医療機関へ直接支払っていた奨学寄附金を19年度をもって廃止すると発表した。奨学寄附金とは、篤志家や民間企業が教育や研究のために支払う寄附金をさし、製薬会社は長年、医療機関や研究機関に納めてきた。  言うまでもないが、製薬...  新型コロナウイルス感染症(COVID–19)の流行拡大で、あらゆる活動が制限されている。製薬会社もMRの医療機関への訪問を自粛しているが、それ以前から姿を消しているMRもいるようだ。 「あの件でアステラス製薬のMRが東大病院で出禁になったと聞いたけど、どうなったのかな」  こう話すのは、別の国内大手製薬トップだ。出禁とは穏やかではないが、いくら東京大学医学部附属病院とはいえ現場レベルの噂話が、他社のトップの耳に入るのだろうか。答えは「あの件」が絡む。  2ヵ月前の1月14日、アステラスはこれまで医療機関へ直接支払っていた奨学寄附金を19年度をもって廃止すると発表した。奨学寄附金とは、篤志家や民間企業が教育や研究のために支払う寄附金をさし、製薬会社は長年、医療機関や研究機関に納めてきた。  言うまでもないが、製薬業界

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