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「『ヘルスリテラシー』低い日本人」

2020年4月1日号

 最近「ヘルスリテラシー」なるものの国別平均点の一覧表を目にした。15ヵ国中、台湾、インドネシア、ベトナムなどアジア諸国もあって日本は何と最下位に。 リテラシーとは文字の読み書き能力を表わす言葉で、これにヘルスが付き「健康面での適切な意思決定に必要な、基本的健康情報やサービスを調べ、理解し効果的に利用する個人的能力の程度」を意味する。 日本の評価が低い背景としては、プライマリーケアが不十分、インターネットを含めた情報入手先の諸問題、さらには子どもの頃からの健康教育体制の不備などが挙げられている。 国際比較で「医師の説明が難しい」と答えた日本人が44%もいて、EU8ヵ国の平均値15%やトップのオランダの9%にかなり見劣りがする。かつて琉球大学が命名した「沖縄クライシス」発生が痛切に思い出される。 世界屈指の長寿地域・沖縄がいとも簡単に健康崩壊した現...  最近「ヘルスリテラシー」なるものの国別平均点の一覧表を目にした。15ヵ国中、台湾、インドネシア、ベトナムなどアジア諸国もあって日本は何と最下位に。 リテラシーとは文字の読み書き能力を表わす言葉で、これにヘルスが付き「健康面での適切な意思決定に必要な、基本的健康情報やサービスを調べ、理解し効果的に利用する個人的能力の程度」を意味する。 日本の評価が低い背景としては、プライマリーケアが不十分、インターネットを含めた情報入手先の諸問題、さらには子どもの頃からの健康教育体制の不備などが挙げられている。 国際比較で「医師の説明が難しい」と答えた日本人が44%もいて、EU8ヵ国の平均値15%やトップのオランダの9%にかなり見劣りがする。かつて琉球大学が命名した「沖縄クライシス」発生が痛切に思い出される。 世界屈指の長寿地域・沖縄がいとも簡単に健康崩壊した現実を

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