医薬経済オンライン

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感染拡大「新型肺炎」 治療薬競争の行方、最有力候補はどれだ

安倍首相が期待する「アビガン」より優先された開発品

2020年4月1日号

 新型コロナウイルスに対する治療薬の最有力候補はどれか。日本での感染拡大に合わせて、治療薬の開発が活発化してきた。安倍晋三首相は2月29日に開いた記者会見で、「アビガンを含む3つの薬について、新型コロナウイルスに有効性があるかどうかを見極めるため、観察研究としての患者への投与をすでにスタートしている」と発言。具体的に富士フイルム富山化学の抗インフルエンザ治療薬「アビガン」を挙げ、期待を寄せた。  世界中を不安に陥れる感染症を日本発のアビガンで克服できるとなれば、誇らしい話である。しかし、医療現場では、アビガンよりも別の候補薬に注目が集まりつつある。国立国際医療研究センターが3月23日に開催したメディア勉強会。そこで最優先に挙がった候補薬は、「レムデシビル」(一般名)という米ギリアド・サイエンシズの開発品だった。  国立国際...  新型コロナウイルスに対する治療薬の最有力候補はどれか。日本での感染拡大に合わせて、治療薬の開発が活発化してきた。安倍晋三首相は2月29日に開いた記者会見で、「アビガンを含む3つの薬について、新型コロナウイルスに有効性があるかどうかを見極めるため、観察研究としての患者への投与をすでにスタートしている」と発言。具体的に富士フイルム富山化学の抗インフルエンザ治療薬「アビガン」を挙げ、期待を寄せた。  世界中を不安に陥れる感染症を日本発のアビガンで克服できるとなれば、誇らしい話である。しかし、医療現場では、アビガンよりも別の候補薬に注目が集まりつつある。国立国際医療研究センターが3月23日に開催したメディア勉強会。そこで最優先に挙がった候補薬は、「レムデシビル」(一般名)という米ギリアド・サイエンシズの開発品だった。  国立国際医

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