医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

感染拡大「新型肺炎」 日本社会は新型コロナに冷静だテレビはパニックを煽るな

第107回

2020年4月1日号

 忘れかけている人が多いかもしれないが、新型コロナウイルスと言えば、19年12月、最初に感染が爆発した中国湖北省の武漢市で人びとが病院に殺到し、パニックとなった映像を思い出す。 マスクをした人びとが病院の廊下にすし詰め状態となり、なかにはぐったりした人や、息絶えたまま放置されている人もいる、にわかには信じられない動画がツイッター経由で流れてきた。もし、この危険なウイルスが日本に入ってきたら、どうなるのか。一気に感染が爆発して、多くの人が死んでしまうのではないか。恐怖を掻き立てられて、震えた人も多かったのではないだろうか。 それから間もなく、日本でも武漢市からのツアー客と接触した男性が20年1月に感染していたと判明。さらに集団感染を起こしたダイヤモンド・プリンセス号が2月頭に横浜港に寄港し、大騒ぎとなった。国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が現...  忘れかけている人が多いかもしれないが、新型コロナウイルスと言えば、19年12月、最初に感染が爆発した中国湖北省の武漢市で人びとが病院に殺到し、パニックとなった映像を思い出す。 マスクをした人びとが病院の廊下にすし詰め状態となり、なかにはぐったりした人や、息絶えたまま放置されている人もいる、にわかには信じられない動画がツイッター経由で流れてきた。もし、この危険なウイルスが日本に入ってきたら、どうなるのか。一気に感染が爆発して、多くの人が死んでしまうのではないか。恐怖を掻き立てられて、震えた人も多かったのではないだろうか。 それから間もなく、日本でも武漢市からのツアー客と接触した男性が20年1月に感染していたと判明。さらに集団感染を起こしたダイヤモンド・プリンセス号が2月頭に横浜港に寄港し、大騒ぎとなった。国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が現実の

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