医工連携
国産初の承認内視鏡操作ロボット
医工連携の実践者19 土肥健純 東京電機大学特命教授
2020年4月1日号
当コーナーでも内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」の主要特許切れを待って国産の後発品がいくつか登場間近になっていることをお伝えしているが、いまから20年近くも前に、工業用ロボットの転用では到底実現できない安全性・操作性・洗浄性・耐滅菌性を兼ね備えた手術用内視鏡操作ロボットが純国産で開発され、厚生省の承認も得て市販目前になっていたことをご存じだろうか。
そのロボットは、ダヴィンチに真っ向勝負を挑むべく、東京大学大学院情報理工学研究科教授だった土肥健純・現東京電機大学特命教授(写真)が中心になって開発し、九州大学第一外科の橋爪誠教授(当時)が治験を担当、最終製品の設計と製造を日立製作所が担当したシステムだった。02年のグッドデザイン賞を受けたり、東京・お台場にある日本科学未来館で長らく常設展示されたりと、大いに期待を集めていた。
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当コーナーでも内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」の主要特許切れを待って国産の後発品がいくつか登場間近になっていることをお伝えしているが、いまから20年近くも前に、工業用ロボットの転用では到底実現できない安全性・操作性・洗浄性・耐滅菌性を兼ね備えた手術用内視鏡操作ロボットが純国産で開発され、厚生省の承認も得て市販目前になっていたことをご存じだろうか。
そのロボットは、ダヴィンチに真っ向勝負を挑むべく、東京大学大学院情報理工学研究科教授だった土肥健純・現東京電機大学特命教授(写真)が中心になって開発し、九州大学第一外科の橋爪誠教授(当時)が治験を担当、最終製品の設計と製造を日立製作所が担当したシステムだった。02年のグッドデザイン賞を受けたり、東京・お台場にある日本科学未来館で長らく常設展示されたりと、大いに期待を集めていた。
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