医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

世界はコロナ恐慌を懸念

―急増する米国感染者―

2020年4月1日号

 米国の経済成長率は4〜6月期に大幅なマイナス成長となることが確実視されている。米金融機関大手のJPモルガン・チエースが3月18日時点で発表した予想は前期比年率換算で▲14%だった。1週間前には▲3%と予想していたから様変わりの大幅減額修正である。リーマン・ショック直後の08年10〜12月期の▲8.4%を大きく上回るマイナス成長になる。  ところが3月20日に同じく金融機関大手ゴールドマン・サックスが発表した4〜6月期予想は前期比年率▲24%と、さらに大幅な落ち込みとした。四半期ベースで最も成長率が低かったのは約62年前の58年1〜3月期の▲10%である。JPモルガンもゴールドマン・サックスも4〜6月期は現行のGDP集計方式になってからは最高の落ち込みになるとの見方だ。  4〜6月期予想が大幅な落ち込み予想に修正された背景は、新型コロナウイルスの感染拡大が急ピッチ...  米国の経済成長率は4〜6月期に大幅なマイナス成長となることが確実視されている。米金融機関大手のJPモルガン・チエースが3月18日時点で発表した予想は前期比年率換算で▲14%だった。1週間前には▲3%と予想していたから様変わりの大幅減額修正である。リーマン・ショック直後の08年10〜12月期の▲8.4%を大きく上回るマイナス成長になる。  ところが3月20日に同じく金融機関大手ゴールドマン・サックスが発表した4〜6月期予想は前期比年率▲24%と、さらに大幅な落ち込みとした。四半期ベースで最も成長率が低かったのは約62年前の58年1〜3月期の▲10%である。JPモルガンもゴールドマン・サックスも4〜6月期は現行のGDP集計方式になってからは最高の落ち込みになるとの見方だ。  4〜6月期予想が大幅な落ち込み予想に修正された背景は、新型コロナウイルスの感染拡大が急ピッチに

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