医薬経済オンライン

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茹であがる前に跳べ

GAFAの侵攻にどう備えるか

第6回

ピー・アンド・イー・ディレクションズ マネージャー 荒木正弘

2020年4月1日号

 インターネットサービスのグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンのいわゆる「GAFA」は、異業種分野への進出を加速させている。自動車やロボット、ウェアラブルデバイス、AIスピーカーなどのさまざまなIoT機器の開発や小売業態まで、進出分野は多岐に渡る。  そのGAFAが現在、医薬業界での取り組みを強化している。本稿では、巨大プラットフォーマーであるGAFAの取り組みを題材に、医薬品企業が今後成すべきことを議論していきたい。  GAFAの各社はいずれも、医薬業界への参入に積極的だ。各種サービス提供やM&Aを活発に実施している4社に共通して言えることは「自社のプラットフォームを活かした既存の業界プレイヤーとは異なる独自の価値提供を志向している」ということである。  グーグルは、19年11月にフィットビットを21億ドルで買収すると発表し...  インターネットサービスのグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンのいわゆる「GAFA」は、異業種分野への進出を加速させている。自動車やロボット、ウェアラブルデバイス、AIスピーカーなどのさまざまなIoT機器の開発や小売業態まで、進出分野は多岐に渡る。  そのGAFAが現在、医薬業界での取り組みを強化している。本稿では、巨大プラットフォーマーであるGAFAの取り組みを題材に、医薬品企業が今後成すべきことを議論していきたい。  GAFAの各社はいずれも、医薬業界への参入に積極的だ。各種サービス提供やM&Aを活発に実施している4社に共通して言えることは「自社のプラットフォームを活かした既存の業界プレイヤーとは異なる独自の価値提供を志向している」ということである。  グーグルは、19年11月にフィットビットを21億ドルで買収すると発表して

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