医薬経済オンライン

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台湾は「最悪」にデータで備えた

COVID―19対策、「自粛」に頼る日本とは対照的

2020年4月15日号

 世界中を席巻している新型コロナウイルス感染症(COVID―19)による甚大な被害を受けて、世界保健機構(WHO)が遅まきながらパンデミック宣言を出したのが3月11日のこと。国民への「外出自粛」を訴えてきた日本政府が緊急事態宣言を出したのは、それから1ヵ月近くも経ってからだ。東京は現在も、「オーバーシュート」と呼ばれる爆発的な感染者増加の瀬戸際にある。  すでに旧聞に属することではあるが、このCOVID―19に対する初動態勢で一定の成功を収めた国がある。台湾だ。  台湾は海峡を隔てて中国に隣接していることから、COVID―19の発生当初、中国に次いで感染者数が多くなると予想されていた。しかし、実際には感染者数376人、死者5人にとどまっている(4月8日現在)。では、なぜ感染者を少なく抑えることができたのか。台湾の取り組みを時系列で追うと、ヘルスデータサ...  世界中を席巻している新型コロナウイルス感染症(COVID―19)による甚大な被害を受けて、世界保健機構(WHO)が遅まきながらパンデミック宣言を出したのが3月11日のこと。国民への「外出自粛」を訴えてきた日本政府が緊急事態宣言を出したのは、それから1ヵ月近くも経ってからだ。東京は現在も、「オーバーシュート」と呼ばれる爆発的な感染者増加の瀬戸際にある。  すでに旧聞に属することではあるが、このCOVID―19に対する初動態勢で一定の成功を収めた国がある。台湾だ。  台湾は海峡を隔てて中国に隣接していることから、COVID―19の発生当初、中国に次いで感染者数が多くなると予想されていた。しかし、実際には感染者数376人、死者5人にとどまっている(4月8日現在)。では、なぜ感染者を少なく抑えることができたのか。台湾の取り組みを時系列で追うと、ヘルスデータサイ

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