医薬経済オンライン

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看護学者から見た個別化医療とグローバリズム

最悪の環境下でできること

第33回 氾濫する情報を整理し提供することの大切さ

大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院 山川みやえ

2020年5月1日号

 1回休載の間にまさかこんなことになるとは。クルーズ船でのゴタゴタから考えると、予測はできていたけれど外れてほしいと思っていた。現在は緊急事態宣言も出ているので自粛を粛々と実行している。大学には週に1回だけ郵便物のチェックなどのために行っている。買い物も散歩もいかない。買い物は家人が医療関係者なので外出ついでに済ませてくれる。私は本来やるべき仕事に加え、ボランティアの仕事もある。  オンラインに切り替えて本当に必要な仕事とは何かがよくわかった。いかに時間を無駄にしていたかを誰もが自覚しているだろう。いい機会だ。人間とは最悪ななかでもよいことも見つけることができる動物なのだ。  厳しい病気になった患者さんたちの多くが、病気になってから何でもない平時の状況を幸せと感じられるようになるという。一部の人は、そこから自分の新た...  1回休載の間にまさかこんなことになるとは。クルーズ船でのゴタゴタから考えると、予測はできていたけれど外れてほしいと思っていた。現在は緊急事態宣言も出ているので自粛を粛々と実行している。大学には週に1回だけ郵便物のチェックなどのために行っている。買い物も散歩もいかない。買い物は家人が医療関係者なので外出ついでに済ませてくれる。私は本来やるべき仕事に加え、ボランティアの仕事もある。  オンラインに切り替えて本当に必要な仕事とは何かがよくわかった。いかに時間を無駄にしていたかを誰もが自覚しているだろう。いい機会だ。人間とは最悪ななかでもよいことも見つけることができる動物なのだ。  厳しい病気になった患者さんたちの多くが、病気になってから何でもない平時の状況を幸せと感じられるようになるという。一部の人は、そこから自分の新たな可

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