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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

一般市民の「感染対策」不徹底 政府とテレビの責任は重大だ

第109回

2020年5月1日号

 現在(4月下旬)、やむを得ない事情で関西の実家に滞在している。 もちろん、不要不急の外出は控えているが、食料品の買い出しだけは、行かないわけにはいかない。そこで、昼前に最寄りのスーパーに入って驚いた。買い物客でごった返していたのだ。 陳列棚を通るのに、何人もすれ違わなければならないほどだ。喫煙者の口臭が漂ってきて、思わず息を止めた瞬間もあった。しかし、人と接触することを気にして、意識して距離を取ろうとする人は、ほとんどいなかった。 レジまわりではさすがに、列の間隔を空けるよう床に目印が貼ってあり、レジ係の人の前にも透明シートが掛けてあるなど、感染防止措置が取られていた。だが、店内はソーシャル・ディスタンスもへったくれもなく、ここでクラスターが発生したとしても、不思議ではない状態だった。 どうして感染対策が徹底されないのか。それは政府に責...  現在(4月下旬)、やむを得ない事情で関西の実家に滞在している。 もちろん、不要不急の外出は控えているが、食料品の買い出しだけは、行かないわけにはいかない。そこで、昼前に最寄りのスーパーに入って驚いた。買い物客でごった返していたのだ。 陳列棚を通るのに、何人もすれ違わなければならないほどだ。喫煙者の口臭が漂ってきて、思わず息を止めた瞬間もあった。しかし、人と接触することを気にして、意識して距離を取ろうとする人は、ほとんどいなかった。 レジまわりではさすがに、列の間隔を空けるよう床に目印が貼ってあり、レジ係の人の前にも透明シートが掛けてあるなど、感染防止措置が取られていた。だが、店内はソーシャル・ディスタンスもへったくれもなく、ここでクラスターが発生したとしても、不思議ではない状態だった。 どうして感染対策が徹底されないのか。それは政府に責任

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