医薬経済オンライン

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「ヘルスケア後進国」米国のいばら道

新型コロナ禍、真の医療危機は収束後に訪れる

2020年5月1日号

 新型コロナウイルス感染症(COVID︱19)により、世界経済がリーマン・ショック以上の打撃を受けることは間違いない。  先進国でとくに影響が大きいのが、米国だ。3月15日、米連邦準備理事会(FRB)が政策金利を0~0.25%とし、08年の金融危機以来のゼロ金利政策を敷くことになった。同日には、米国債と住宅ローン担保証券の買い入れで7000億ドル(約77兆円)を目安とする購入額を設定し、国債などの買い入れ量を当面無制限とする緊急措置を決めた。  今後、このCOVID︱19は米国のヘルスケア業界にどのような影響を与え、どのような変化をもたらすのだろうか。マクロレベルでは、製薬業界にマイナス面は多いはずだ。新薬の承認の遅れや研究開発戦略の見直し、支払い側の価格圧力などにより、製薬企業にとって今後数年はいばらの道が続くことになるかもしれない。少なくともCO...  新型コロナウイルス感染症(COVID︱19)により、世界経済がリーマン・ショック以上の打撃を受けることは間違いない。  先進国でとくに影響が大きいのが、米国だ。3月15日、米連邦準備理事会(FRB)が政策金利を0~0.25%とし、08年の金融危機以来のゼロ金利政策を敷くことになった。同日には、米国債と住宅ローン担保証券の買い入れで7000億ドル(約77兆円)を目安とする購入額を設定し、国債などの買い入れ量を当面無制限とする緊急措置を決めた。  今後、このCOVID︱19は米国のヘルスケア業界にどのような影響を与え、どのような変化をもたらすのだろうか。マクロレベルでは、製薬業界にマイナス面は多いはずだ。新薬の承認の遅れや研究開発戦略の見直し、支払い側の価格圧力などにより、製薬企業にとって今後数年はいばらの道が続くことになるかもしれない。少なくともCOVID

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