景気鈍感株で落ち着く製薬業界
下落はしないが期待感も乏しい現状
2020年5月1日号
「世界恐慌以来、最悪の不況」という活字が新聞各紙に踊っている。言うまでもなく、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の落ち込みである。つい先日まで政府もエコノミストも08年のリーマン・ショックと比較していたが、4月中旬に国際通貨基金(IMF)が20年の世界経済成長率の見通しを「前年比でマイナス3%」と発表して以来、一気に100年前に遡る1929年の世界大恐慌に匹敵する最悪の不況に陥ることになったのだ。
むろん、日本の経済は最悪。欧州での感染拡大の起点になったイタリアが峠を越したと発表し、そのイタリアを追い抜いて世界最多の感染者数、死亡者数を記録した米国では、トランプ大統領が経済再開の条件を示したのに比べ、日本では感染が拡大中だ。『ウォール・ストリート・ジャーナル』や『ロイター通信』から「日本政府の対処は1ヵ月遅れ」と酷評されている。当然...
「世界恐慌以来、最悪の不況」という活字が新聞各紙に踊っている。言うまでもなく、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の落ち込みである。つい先日まで政府もエコノミストも08年のリーマン・ショックと比較していたが、4月中旬に国際通貨基金(IMF)が20年の世界経済成長率の見通しを「前年比でマイナス3%」と発表して以来、一気に100年前に遡る1929年の世界大恐慌に匹敵する最悪の不況に陥ることになったのだ。
むろん、日本の経済は最悪。欧州での感染拡大の起点になったイタリアが峠を越したと発表し、そのイタリアを追い抜いて世界最多の感染者数、死亡者数を記録した米国では、トランプ大統領が経済再開の条件を示したのに比べ、日本では感染が拡大中だ。『ウォール・ストリート・ジャーナル』や『ロイター通信』から「日本政府の対処は1ヵ月遅れ」と酷評されている。当然、1
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