いまやウエルシア「頼り」のイオン
屋台骨が揺らぎ業績低迷
2020年5月1日号
イオンは小売業界の盟主であり続けられるか――。20年2月期決算でイオンの収益を稼いだのは主力事業の総合スーパーでもなく、食品スーパーでもない。営業利益の大半は相変わらずショッピングセンター(SC)、クレジットカードの事業からもたらされた。今回、そこに、第3の収益源としてドラッグストアのウエルシアホールディングスが名乗りを上げた。新型コロナウイルス禍で先行き不透明になるなか、従来のSCとカードで儲けるというイオンの「勝利の方程式」は見直しを迫られている。
「現在のウエルシアHDの存在は、イオンにとってみれば、まさに『棚から牡丹餅』でしょう」
ある大手小売業の幹部はこう解説する。その心は、戦略的にドラッグストアを育ててきたわけでもなく、放っておいたら、いつの間にか、ドラッグストアが大木になっていた、というものだ。
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イオンは小売業界の盟主であり続けられるか――。20年2月期決算でイオンの収益を稼いだのは主力事業の総合スーパーでもなく、食品スーパーでもない。営業利益の大半は相変わらずショッピングセンター(SC)、クレジットカードの事業からもたらされた。今回、そこに、第3の収益源としてドラッグストアのウエルシアホールディングスが名乗りを上げた。新型コロナウイルス禍で先行き不透明になるなか、従来のSCとカードで儲けるというイオンの「勝利の方程式」は見直しを迫られている。
「現在のウエルシアHDの存在は、イオンにとってみれば、まさに『棚から牡丹餅』でしょう」
ある大手小売業の幹部はこう解説する。その心は、戦略的にドラッグストアを育ててきたわけでもなく、放っておいたら、いつの間にか、ドラッグストアが大木になっていた、というものだ。
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