医薬経済オンライン

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問われる学生の「質」と「志」

合格率急上昇の薬科大の「なぜ」

2020年5月15日号

 これが薬学生の「真の実力」かもしれない。新型コロナウイルス騒ぎの最中の3月末、20年の薬剤師国家試験の合格者が発表された。結果は国公私立大学合わせて1万4311人が受験し、9958人が合格。合格率は69.58%だった。  6年制新卒の合格率は、国立大14校が93.60%、公立大3校は93.93%と高かったが、私大56校(徳島文理大学は香川校を含む)は84.05%。19年より若干低く、過去5年間では最低の合格率になる。私大の合格率は大学の評判に直結する。受験者数は19年より314人減少し精鋭だけが挑んだが、合格者数は334人も減少した。既卒になると、4737人が受験したが、合格者数は半数以下の2019人。合格率は42.62%で、過去5年間で最も低かった。  ある予備校の講師は「20年の国家試験は19年と比べて総合的な思考力、応用を問う問題が増え、やや難しくなったが、レベルは変わらな...  これが薬学生の「真の実力」かもしれない。新型コロナウイルス騒ぎの最中の3月末、20年の薬剤師国家試験の合格者が発表された。結果は国公私立大学合わせて1万4311人が受験し、9958人が合格。合格率は69.58%だった。  6年制新卒の合格率は、国立大14校が93.60%、公立大3校は93.93%と高かったが、私大56校(徳島文理大学は香川校を含む)は84.05%。19年より若干低く、過去5年間では最低の合格率になる。私大の合格率は大学の評判に直結する。受験者数は19年より314人減少し精鋭だけが挑んだが、合格者数は334人も減少した。既卒になると、4737人が受験したが、合格者数は半数以下の2019人。合格率は42.62%で、過去5年間で最も低かった。  ある予備校の講師は「20年の国家試験は19年と比べて総合的な思考力、応用を問う問題が増え、やや難しくなったが、レベルは変わらない

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