医薬経済オンライン

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関西が鍵となる「ポストコロナ」政局

維新と経産省の台頭が脅かす「戦後」医療

神戸市議会議員・元国会議員政策秘書 岡田裕二

2020年5月15日号

「今回の件で知事、ポンコツとポンコツじゃないのがハッキリしたでしょ」  4月25日、関西の民放バラエティに出演した橋下徹・元大阪府知事は、全国の知事の新型コロナウイルス対策への取り組みについて、こう辛辣に評した。  言うまでもなく、かつて自身が代表を務めた日本維新の会の副代表、吉村洋文・大阪府知事と、井戸敏三・兵庫県知事とを比較しての言葉だ。新型コロナウイルスへの対応で、目の下にくまをつくって記者会見に臨んだ吉村知事は、ネット上で「吉村、寝ろ」など気遣う投稿が多数なされたが、一方で井戸知事は寝ぼけている老人扱いされ、「井戸、起きろ」などと酷評された。  大阪府知事と兵庫県知事の溝は、今回のコロナ禍で始まったことではない。橋下氏が大阪府知事だった時代にも、関空、伊丹、神戸の関西3空港共存問題で激しく火花を散らし... 「今回の件で知事、ポンコツとポンコツじゃないのがハッキリしたでしょ」  4月25日、関西の民放バラエティに出演した橋下徹・元大阪府知事は、全国の知事の新型コロナウイルス対策への取り組みについて、こう辛辣に評した。  言うまでもなく、かつて自身が代表を務めた日本維新の会の副代表、吉村洋文・大阪府知事と、井戸敏三・兵庫県知事とを比較しての言葉だ。新型コロナウイルスへの対応で、目の下にくまをつくって記者会見に臨んだ吉村知事は、ネット上で「吉村、寝ろ」など気遣う投稿が多数なされたが、一方で井戸知事は寝ぼけている老人扱いされ、「井戸、起きろ」などと酷評された。  大阪府知事と兵庫県知事の溝は、今回のコロナ禍で始まったことではない。橋下氏が大阪府知事だった時代にも、関空、伊丹、神戸の関西3空港共存問題で激しく火花を散らして

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